シール材(フランジ用ガスケット、グランドパッキン等)
シール材とは、機械や装置において液体や気体が外部に漏れないようにする部品や素材の総称。外部のごみや異物が内部に侵入するのを防ぐ働きもする。固定用途に使われるガスケットと、運動部分・可動部分に使用されるパッキンに分類される。
●シール材の一例
シール部分がボルト等で固定されているものをガスケットと呼ぶ。ガスケットは一般配管、石油精製プラント配管などの接続面(フランジ)、エンジンのヘッドカバーの取り付け部などに使用される。Oリングやゴムシート等、低中温・低中圧用の軟質ガスケット、高温・高圧条件下用に金属を加工したメタルガスケット、金属と非金属を組み合わせたセミメタルガスケット、ネジ部分に広く使われているシールテープや液状シールなどがある。
軟質ガスケット
メタルガスケット
シールと接触する部分が回転運動や往復運動をしたり、繰り返し着脱する場合、その部品や部材をパッキンと呼ぶ。ポンプやモーターの軸やバルブの可動部のような回転部分、ピストンのような往復運動部分、カプラーの接続部・水道蛇口の止水部などに使われる。流体の圧力を利用して密閉性を高めるタイプをセルフシールパッキンと呼びOリングやリップパッキンが該当する。回転軸などによく使われるグランドパッキンは、軸と固定部の間に柔軟で潤滑性のある詰め物を挟んでシールする。
モールドタイプ(リップパッキン、オイルシール等)
ひも状タイプ(グランドパッキン)
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